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土佐和紙工芸家かみこや。匠の仕業で息づく土佐和紙

ロギールさん画像

土佐の自然と文化に魅せられたオランダ人和紙職人。

オランダで和紙に出会い衝撃を受け、1980年に来日。和紙づくりを勉強しながら全国を回り、高知県いの町で修行を積む。現在は梼原町で「Washi Studioかみこや」を開き、外国人初の「土佐の匠」に認定された。

和紙作成イメージ

全て手作業による昔ながらの製法

ロギールさんの和紙づくりは楮や三椏などの原料を刈り取ることから始まります。長い時間をかけ様々な工程を経てやっと一枚の和紙が完成するのです。土佐和紙の伝統製法により、全て手作業で一枚一枚に命を吹き込んでいきます。昔ながらの製法を守り化学薬品は一切使用していません。

和紙の原料画像

和紙の原料も自家製。

和紙の原料には楮(写真右上)・三椏(写真左上)・桑(写真左下)・トロロアオイ(写真右下)などがあり、高知県はそれらにおいて全国一位の生産量を誇ります。山に自生しているものを使用するだけではなく、ロギールさんと地元のやなぎばた会議の皆さんは原料の栽培も行っています。こうした活動により土佐和紙の伝統技術を継承しながら自然と共生できる自然循環型の紙づくりを目指しているのです。

カルスト高原業画像

雲の上の町梼原町

梼原町は日本三大カルストと呼ばれる広大なカルスト高原(四国カルスト)に位置しており、平野の少ない山間地域です。「雲の上の町」の愛称で親しまれ、自然豊かで、和紙の原料となる楮(こうぞ)や三椏(みつまた)などが豊富に採れる地域でもあります。梼原町は和紙作りにとても適した町なのです。

和紙に命を吹き込む。簡単に和紙の作り方をご紹介します。1.楮や三椏など刈り取った原料を釜に立て、甑(こしき)をかぶせて約4時間蒸します。2.蒸した後、熱いうちに皮を剥ぎます。この工程でも毎年やなぎばた会議の方たちが活躍しています。3.剥いだ皮を天日干しします。4.沢から引いた四万十川源流の冷たい湧き水に晒します。5.木槌で叩きます。人の手で叩くことで美しい独特の繊維になります。6.トロロアオイを混ぜることによって粘り気が出るうえ、原料の繊維を均一にする効果。7.ここでやっと紙を漉く工程に。ロギールさんの真剣な表情をご覧ください。まさに匠8.漉いた紙をプレスし、湿気を取って1枚ずつ天日干しすれば、できあがりです

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ロギールさんの様々な活動などを一部ご紹介

土佐の匠に認定されました

「土佐の匠」とは、県内の各地域において受け継がれてきた伝統技能や、地域産業の基盤となってきた熟練技能などの優れた継承者を認定する制度。平成8年度に創設され、これまでに58人が認定されています。平成19年度の認定者6人の中にロギールさんも選ばれ、11月30日に行われた認定証交付式では「ますます伝統土佐和紙の継承に務める覚悟です」との決意を述べられました。外国人の方が土佐の匠に認定されたのは史上初だそうです。

和紙を通じてのふれあい

ロギールさんは子供たちとの触れ合いを大切にし、地元の小学校で原料の栽培から紙漉きまで年間を通しての指導を行っています。和紙づくりを通じて自然の偉大さや大切さを若い世代に伝えており、子供たちは様々な紙に触れ、6年生になると自分の卒業証書を自分の手で漉くそうです。また、地元のサマーキャンプや子供会のイベントにも参加して紙漉き体験の出前講座を行うなど、様々な場所で土佐和紙を広めるための活動を行っています。もちろんWashi Studioかみこやにも紙漉き体験コースがあります。人数、内容により料金が異なりますので前日までにお電話にてお問い合わせください。
Washi Studioかみこや TEL 0889-68-0355

梼原町|がんばる高知地域応援団